前回の記事では、売上高や収穫高、農地の面積について記述したが、今回はその農地についてリアルな話をしよう。
これから農家を始めようとしている方は要注意!!農地はそう簡単には手に入らないからだ。
私が農家を営んでいる地域はキャベツ生産地として国から「野菜指定産地」に認定されている。要するに国が認めた優良なキャベツ生産地域であるということ。つまり、代々農家が多く、その農家がみんなキャベツを生産しているのだ。
キャベツに限らずいい野菜を収穫しようれば、日当たり、水はけが良く、肥沃な土で、作業しやすい広くて通りに面した畑が良い。しかし、そんな農地は既に絶対誰かがキャベツを作っている。私は幸いにして農地が用意されていたが、これを増やすのはなかなか難しい。
もし農地が売りに出されたとしても価格は安くない。いい畑であれば1反で最低でも300万円~600万円はするだろう。また農地を借りる場合でも地域に知り合いがいなければ正直無理。そもそも農地の売買や賃借にはその地域の農業委員の承認が必要となる。
私も自分名義で土地を借りようとしたが、自分名義の土地を5反持っていなければ借りることすら出来なかった。
このように農地をゲットするのは非常に難しいんです。都会から田舎農業暮らしを目指す方は要注意!!その地域の実情と耕作放棄地がどういった場所なのか事前によく調べる必要があります。
つづく
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